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マイクとミニブームホルダー [音楽]

     2009.12.30                Beta58&57.jpg

     今年世話になったものに
      マイクミニブームホルダー がある
       ライブにはマイク5本を持参するようになった
        全て shure 製のダイナミックタイプで
         Vocal用に Beta 58A Guitar用に Beta 57A

     そのお陰で原因不明のハウリングからは
      見事に解放された
       二種類のBetaは志向性がとても狭いのだ
        自分のマイクなので音の調整も楽
         PAエンジニヤーへの注文もシンプルになった

     僕自身はたまにギター用に限り
      コンデンサーマイクを使う
       リハーサルに時間的な余裕があったり
        会場の設備や音響によるけれど
         コンデンサーマイクはダイナミックレンジが広く
          音質も繊細で実に気持ちがいい
           ただレンジが広い分ハウリングも心配
            AKGCK93+SE300BSENNHEISERe-614
             志向性の極狭い二種類を使い分けているけど
              まだまだ特性を掴みきるには時間がかかる

                             CK93+SE300B,e614.jpg
     Guitar用にマイクが必要ならば
      当然マイクスタンドも必要になるわけだが
       今年の後半から実に頼もしい助っ人が現れた
        ミニブームホルダー...!!!

     マイクスタンドの中央にしっかりと固定出来て
      ギターのサウンドホールをピタと狙う
       本体はジュラルミン製で持ち運びにとても便利
        札幌近郊在住の ミッキーパパさん の力作なのだ
         札幌で「こんなものがあると便利なんだけど」と
          軽く話してみるとすぐさま「やってみましょう」
           これがクラフトマンシップだね
            そして金属の加工は彼のお家芸だ

     その後オールアルミ製の試作機が送られてきた
      マイクスタンドに取り付けると
       もうすでに実用の域
        クランプ部分はアルミの削り出しで
         実に綺麗...
          ただ相当重いマイクに耐えられるよう
           本体自身も重くなってしまった

                          試作1号機.jpg
     二号機はやはりアルミ製で
      今度は実に軽い
       僕は早速本番でも使い出して
        ちょっとした希望を返信した
         そして目出度く製品1号機になる
          今度はジュラミン製で精悍な黒
           様々なテストを通り抜けて完成した

                  実用1号SS.jpg
     市販でも同じ様な目的に対応したホルダーが
      メイカーから発売されてはいる
       僕らもしばらく使用したが
        重く実に取り扱いづらかった
         余計なギター用マイクスタンド2本が
          ステージ上から消え 見た目も実にすっきり
           ライブ会場での反応も最高に良くて
            マイク録りを好む人には絶対お勧めだ
             新しい道具達に感謝!
タグ:マイク
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坂田ギター [音楽]

     2009.12.28          Sakata OM.jpg

     久々にギターに関しての話題
      今年もギターにはお世話になった
       100本近いライブの盟友は
        やはり手にするギターなのだ

     今年はツアーにマイク5本と
      マイクブームを持参するようになった
       その事についてはまた触れることにして
        生音を大事にしたい僕たちには
         ギターの穴から出る音が全てなのです

     ツアーには主に Martin 000-21 '53
      ECB に取って代わった 000-42B '02 を持参した
       とても良く鳴ってくれて
        ツアーの最終日あたりには弾き込まれて
         爆発的にそのパワーを発揮した
          まさにギターは生き物
           自然の恵みに感謝なんだ

                    000-42B.jpg
     ただ古い年代製のギターは
      ツアーの過酷な条件には不向き
       温度,湿度の変化や運搬でのショック
        煩雑な中でのリハーサルなど
         丁寧に扱う余裕はない
          おまけにボディーの木は乾ききっていて
           少しのショックにでも悲鳴を上げる
            ツアーからは引退させなければね
             と言う訳でガンガン弾き倒すギターをと
              しばらく前から考えていた

     そんな時に甲府の ハーパーズミル でのライブが...
      オーナーの 坂田さん は歴史はまだ長くないものの
       名だたる製作家達にも決して負けない
        素晴らしいギターの製作者なのだ
         前回のライブ後に弾かせてもらって
          その反応の良さに驚いたけれど
           今回触らせてもらった 00-18 のモデルは
            まさに僕がイメージしていたような音
             そのままライブで弾きたかったね

     というわけで 坂田ギター が来年の末に
      僕の愛器として登場することになる
       今までも 有山じゅんじ 友部正人 野澤享司 等の
        うるさ型の人のギターを手がけてきた
         僕はまぁカッコさえ良ければ十分なので
          坂田さんにとってはかなり楽かな...

     今の僕のイメージは
      OMモデル で横板と裏板にする木材は
       貴重な ブラジリアン・ローズウッド
        表板は アディロンダックス・プルース
         まあ定番といえば定番
          カッタウェイにするかどうか...
           スケールをやや短くするか...
            飾り物をどうするか...
             そんなもんだね

     それにしても年間6本の生産ペースは
      皆さん首を長くしてるんだろうね
       年明け早々板を選びに甲府へ
        あれこれ話したり弾いたりで
         少しずつ決め込んでゆく
          同時に2本ほどのギターは
           僕の手元から離れてゆく
            お疲れ様だね...

     僕にとって坂田さんの存在が嬉しいのは
      自らガンガン歌う人だからだ
       いつもオープニングを務めてくれるけど
        今年の歌は昨年よりも数段力強かった
         自分用のギターのせいかもしれない(笑)

                       000-21'53.jpg
     ギターインストルメンタルが
      今全盛を迎えていて
       それに適したギターも多い
        当然ピックアップも内蔵され
         様々なエフェクトも駆使する
          僕がイメージするギターからは
           ある意味ドンドン離れていくんだな

     中学から高校生の頃に聴いた音楽の
      強者ども達の マーティンギブソン の音
       それが未だ僕の良い音の基準
        仕方がないね...一種の洗脳なんだ
         ただよりブライトにとか
          音域のバランスがとか
           追い求めていけばやはり
            自らのイメージを作るしかない
             坂田さんとはそんな話になるね

     ワインを飲みながらギター談義
      といきたいけれど,坂田さんは飲まない
       酔うと皆良い音に聴こえるからね
        きっとそれが正解なんだろう
タグ:ギター
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椛の湖フォークジャンボリー [音楽]

     2009.5.30              椛の湖FJ.jpg

     中津川フォークジャンボリー あれから40年

     40年の重みはずっしりと感じる
      ここで多くのものが始まった瞬間を
       目撃した人も多いだろう
        すてきな時代だったね

     やはり同窓会になるのだろうか
      それとも何かが始まるきっかけになるのか
       始まるといっても意図的に起こしたりではなく
        化学反応のように偶然ともいえるような
         素材どうしと触媒が必要なんだろう
          また静かに燃え出したら素敵だね

     40年は僕のプロとしての音楽歴の長さそのもの
      過ぎてみればあっという間だったけど
       かつて中津川FJを主催した方々も
        きっと同じような思いなんだろう 

     あの時と同じ場所にまた集う
      風景はすっかり変わっていても
       そこに吹く風の匂いは
        きっとまったく同じような気がする

     '09 椛の湖フォークジャンボリー
      1969中津川フォークジャンボリー
       あれから40年
        2009年8月1日(土)
         椛の湖野外ステージ
          開場 11:00 開演 12:00 雨天決行
           一般 ¥5,800 中高生 ¥2,000(当日¥500増)

     椛の湖オートキャンプ場
      〒509-9231
       岐阜県中津川市上野589-17
        0573-75-3250(お問合せ)
         e-mail
          Map

     出演者
      青木まり子 あがた森魚 アーリータイムスストリングスバンド
       五つの赤い風船 いとうたかお 遠藤賢司 大野真澄
        加川 良 茶木みやこ 中川イサト 中川五郎 なぎら健壱
          早川義夫+佐久間正英 早 健 古橋一晃 松田幸一
          宮武 希 宮崎勝之 村上 律 四角佳子(50音順)
           我夢土下座 土着民 笠木 透
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1969年バイタリスフォークビレッジ [音楽]

     2009.5.11                     バイタリス.jpg

     1969年バイタリスフォークビレッジ

     1969年のある日,ザ・リガニーズ のメンバーとして
      有楽町の ニッポン放送 に行った
       バイタリスフォークビレッジの収録だったと思う
        当時の 島田ディレクター と話をした記憶もある
         ラジオ局としては素晴らしい録音設備を誇っていた

     大学生を中心としたカレッジミュージックも盛んで
      深夜放送と一体となって
       新しい文化の中心に居るような
        そんな錯覚ともいえるような魔法のスペースだった
         僕らも何度かここで録音し
          それらの曲はそのままその番組でON Airされる
           この番組からは多くの素晴らしいミュージシャンが
            ゾクゾクと生まれていた
             そんな時代だった

     その日もディレクターが「今日のゲストは楽しみだよ」
      そんな事を言っていたと思う
       新しいバンドがゲストだな...と気に留めてみる
        見回すと僕らの他にもバンドは数組いて
         その中にまだ高校生の「RCサクセション」がいた

     みなひょろひょろで小柄で
      顔も体も少年の様...
       アコースティックギターにウッドベースという
        何故か典型的なフォークスタイルだけど
         ギターのかき鳴らし方は
          最初からびしっと決まっていた

     忌野清志郎 破廉ケンチ の名前は
      その場で覚えたな...笑えたからね
       そして目の前で歌われるその曲に
        度肝を抜かれたのは言うまでも無い
         ファンになってしまうのに10秒もかからなかった

     曲は今思うと「宝くじは買わない」だったのだろうか
      もう今となっては分からない
       きっとそのテープは今でもニッポン放送に
        大事に保管されているのだろう
         聴く機会がいつかはあるかもしれない

     その後彼らは僕達ザ・リガニーズと同じ
      東芝音楽工業 からデビューする
       担当はザ・リガニーズのリーダーでもあり
        その後は東芝に入社した新田さん だった
         やはり運命的だな...

     何度もイベントで一緒になった
      バイタリスフォークビレッジの
       地方イベントにも行った
         になってからもそれは続いた
         ステージ袖から歌う様を何度も観た
          清志郎 とも何度か楽屋等で
           話はしたけれども
            今となってはなんだか忘れてしまった
             きっとたわいの無い事だったんだろう

     お別れの会のニュースを観た
      悲しみと同時にその愛され方に心癒された
       "愛し合う"などという言葉が伝えられるのは
        きっと彼だけだな...
         ついそんな風につぶやいた
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ハーモニカという楽器の素晴らしさ [音楽]

     2009.4.22             Hohner Harmonicas.jpg

     ハーモニカという楽器

     ハーモニカ という楽器は
      60年代には弾き語り用の
       とても大事なアイテムだった
        ウディー・ガスリーディラン
         ドノヴァン ジャック・エリオット らの
          戦士達の腰の小刀みたいな存在かな

     小学校で持たされたそれとは随分違って
      荒々しくリズミカルに聴こえる音に
       虜になったね
        ビートルズジョン の吹くハーモニカも
         ずいぶんドライブしてた

     その後は スティービー のハーモニカにぶっ飛ぶ
      あの歌心は今でも思い出すだけで痛いほどだ
       リー・オスカー も大ショックだったし
        数多くのブルースメンの演奏にも心躍った
         都会的な トゥーツ・シールマンス
          ハーモニカのイメージを大きく変えた人だね

     今来日している チリー・クロンメン ...
      この人はとてつもなく素晴らしい
       時代が変われば音楽も変わるけれど
        新しい時代のハーモニカというものが
         まさにここにあるという他ない
          トゥーツと同じ ベルギー の人
           影響は受けたんだろうね

     実にファンキーでドライブしてくる
      しかもヨーロッパの繊細さも当然あるね
       面と向かって浸るもよし
        BGM的に流れていても実に決まる
         ハーモニカはセクシーでもあるんだね

     松田幸一 さんや 中川イサト さんとも
      競演があるらしい
       これを聴き逃す手は無い
        日本の音楽もいい意味で深くなった
         こういう瞬間があって
          また次の音楽が生まれていくんだな
           新しいハーモニカプレヤーも育っていく

     Ari & Thierry Harmonica Summit ツアー

     2009年4月23日(木)
      曙橋/BACK IN TOWN
       開場 18:00 開演 19:30
        ¥4,200
         予約,問合せ BACK IN TOWN
          03-3353-4655

     2009年4月27日(月)
      吉祥寺/STAR PINE'S CAFE
       開場 18:30 開演 19:30
        予約 ¥4,000 当日 ¥4,500
         予約,問合せ Star Pines Cafe
          0422-23-2251
タグ:ハーモニカ
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ギターの生音とメンテナンス#2 [音楽]

     2009.4.9          猫Live.jpg

     東海,飯田ツアーへマイク持参

     水曜日からスタートしたツアーには
      ギター用のマイク二本を持参することにした
       それはギター用に選んだマイクで
        僕たちの様にグループで
         しかもギターは生音を聴かせる場合
          どうしてもハウリングの危険が伴う
           それを最小限に食い止める努力は
            僕らがしなくてはと思ったわけ
                         Beta57.jpg
     PAエンジニヤーにばかり負担はかけられないし
      会場ごとに様々なマイクだと
       音決めにやたら時間ばかりかかる
        と言うことでいつも同じ音色で聴かせたいのと
         指向性の狭いマイクでハウリングを避けたいと
          この二つの理由なのだ

     静岡と浜松では良い結果を見れたし
      名古屋からはボーカル用のマイクも3本合流
       よりクリアでバランスの良い音になるのではと
        相当期待している

     今回登場は米国の Shure 社の Beta58ABeta57A
      あまりにも有名な SM58SM57 の超単一指向性版
       丈夫で長持ち,そしてリーズナブル
        僕らにはぴったりのマイク達だね
                         Beta58.jpg
     最近はコンデンサーマイクも頑丈になって
      コストパフォーマンスもだいぶ良くなっている
       条件によっては RODE 社の M2 なんかも選択種かな
        ギターの繊細さを表現するには
         コンデンサーマイクに軍配が上がるから
          録音現場ではほとんどがコンデンサー
           パワーも稼げるからね

     あとはライブ現場での慣れが大事かな
      様々なPAシステムで演奏するのは
       実は大変で同じ音は二度と作れない
        エンジニヤーに理解してもらうことも大事だな
         明日は名古屋,そしてその後は四日市と飯田市
          また日々勉強の毎日です
                         M2-S.jpg
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ギターの生音とメンテナンス#1 [音楽]

     2009.3.28         AngelBlog.jpg

     ツアーに向けてギター類のメンテナンスを始めた
      僕たち はアコースティックギターに
       いわゆるピックアップ類を付けていない
        生音だけで聴かせる方法をずっととっている
         ラインをギターに挿す事は無い

     再結成初期はピックアップやピエゾを内蔵して
      多くのアーティストと同じように鳴らしていた
       しかしどうしてもあの独特の音に馴染めず
        元の裸のギターとマイクというシステムに逆戻り
         ただ随分ハウリングには悩まされた
          マイクからのギターの音が
           モニタースピーカーから鳴って
            その音をマイクがまた拾ってしまう
             キーンとかボワーンとか
              それは不快な音

     ライブでPAを担当してくれるエンジニヤー達は
      随分苦労したんだと思う
       ただ最近のエンジニヤーは
        アコースティックギターは当然ラインで
         と思っているからそれも問題だね
          少なくともまずギターの生音を確認して
           限りなくそれに近づけて欲しいものだ

     僕は特にラインの音が嫌いだ
      どんなに高級なギターであっても
       ラインを通してスピーカーから出た瞬間
        それはもう別物...
         様々なエフェクトを駆使するような
          生音とは違うと割り切ってやるのであれば
           まだ許せるんだけど
            研究していて良い音だなと感じさせてくれるのは
             正やん だけかもしれないな
           
     まあ音量の大きいバンドとの共演とかになると
      それはまた別になる
       自分の演奏する音は他の楽器にかき消されて
        モニターに期待しても無駄
         そんな時はサッサとラインのお世話になる
          音色も他の楽器とブレンドするから
           まあ許せるようになる

     昨年の秋に 杏里 のバックでギターを弾いた時は
      バンドに僕が加わるスタイルだったので
       ピックアップ内臓の Cole Clark を持っていった
        このギターはこういうシステムのギター中では
         唯一気に入った音なんだな
                         ColeClarkBlog.jpg
     オーストラリアのメルボルンで造られる
      コンセプトも従来のギターの常識を
       かなり覆すもの...
        スタイルや色や素材等々...
         ナチュラル志向だね
          そしてピックアップシステムも
           多くのセンサーを内蔵していて
            ボディーの振動が自然に増幅される感じ
             生らしさを大事にしてるのだろうね

     塗装はごく薄くまるで生の木をそのまま組み立て
      商品にしたような木工細工という感じ
       少しも洒落た感じが無い
        これが洒落ているといわれればそれまでだけど
         オーストラリアのスピリットなんだろう
          ジャック・ジョンソン が弾いたことで
           かなり知れ渡るようになった

     今年はイベントやジョイント企画も多いので
      もしかすると何本かの楽器を持ち歩くことになる
       このコール・クラークも出番がありそうだ
        きちんと手入れしなければね...
タグ:ギター
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ロッド・スチュワート [音楽]

     2009.3.12                   Rod with Tartan.jpg  

     Rod Stewart Live

     ロッド・スチュワート のライブに誘われて
      武道館に足を運んだ
       1979年に Faces のメンバーと来日した時から
        29年ぶりに観たことになる

     最近ではアメリカのスタンダード曲集を
      4枚4年連続でリリース
       大好評だったものだから
        僕たちはすっかりそんな感じを期待してた
         ところがどっこい...
          終わってみればスタンダードの欠片もない
           俺自身がスタンダードだと言わんばかりの
            徹底したヒットソングオンパレードで幕を閉じた

     まあ動きこそ省エネになってはいたけれど
      スタイリッシュで伝わり易い表現方法は
       何一つ変わらず健在
        最大の魅力のその声も
         張りこそ減ったかもしれないけれど
          歴史に培われた業の上で自由奔放だった

     僕は特にロッドのファンではなかったけれど
      歌う曲をほとんど全部知っているのだ
       それだけでも恐ろしいことだよね
        60年代の R&B を最大限リスペクトしながら
         巧みに選曲された楽曲を滑るように歌っていく
          眩い演出などひとつも無く
           レコーディング時のアレンジを丁寧になぞる
            ファンにとってこんなに嬉しいことは無いのでは

     僕は Tom WaitsDowntown Train
      Van MorrisonHave I Told You Lately
       が聴けて満足
        Isley BrothersThis Old Heart Of Mine
         CurtisPeople Get Ready も嬉しかった
          もちろん I Don't Want To Talk About It も...
           もし It's Not The Spotlight
            Tim HardinReason to Believe
             が聴けたら,もう所かまわず涙だったな...

     それにしてもRodはとことんR&Bの人なんだね
      ブリブリのブリティッシュロックをやってたなんて
       今は遥か昔だ...

     白一色の楽器群と赤のカーテン
      そしてピンクのジャケットが綺麗だった
       巨大モニターの映像の使い方も秀逸
        シンプルな構成と歌と演奏
         素晴らしい楽曲たち
          もうやることはそれだけだと腹をくくった
           爽快なライブだった

     ひとつだけ後悔したのは
      タータン のマフラーを首に巻いて行った事
       タータンは彼のトレードマークだったんだ!
        僕だってこの30年間マフラーはタータン
         でも気恥ずかしかったのはしょうがない
          あちらはStewart家の紋章だものね...
           最前列では上から下までタータンの
            60過ぎのオヤジがハシャギまくっていた

                         Rod Smiler.jpg
     誘ってくれたS君は割り切れない顔をして
      「スタンダード物が聴けると思ったのに...」
       と済まなそうに誘ったことを後悔してたけど
        誘われなければ行かなかったことは事実
         誘われて本当に良かったと
          心から温かい気持ちに感謝した夜だった
                                My Tartan.jpg
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理解できない「風街ロマン」出荷 販売停止 [音楽]

     2009.2.18            ShigeruGuitar.jpg

     理解できない"風街ロマン"出荷 販売停止

     鈴木 茂 がマスコミを賑わした
      僕も大変お世話になったミュージシャンなので
       一刻も早く彼の自然体の生き方と
        音楽に触れたいと思っている
         めげる事なくね

     ただ理解できないのは
      こういう事件になると必ず
       レコードメーカーなどが
        彼の関わった作品を 出荷 販売停止 にしたりする事
         いったい何の意味があるというのだろう
          彼の音楽やその音に邪悪なものでもあるというのか?
           はたまた悪人で商売してると思われる?

     彼の音楽と何の関係があるんだろうか?
      たかが大麻などと言うつもりは無いけれど
       日本の音楽業界の度量の狭さには呆れ返るね
        しかもどこも右に習えだから...
         うちだけは販売を続けますぐらいないのか
          そんなつまらない発想しかないから
           日本の音楽業界は終わっていくんだよな

     彼はそれなりの償いを済ませる事になるのだろう
      こんな事に負ける人ではないから
       心配する事も無いね
        ただ彼の ハッピー・エンド
         ティンパン・アレー での作品
          素晴らしいソロアルバム...
           これらには何一つ傷などつく訳が無い
            本当に気分が悪い
             だから頑張れ 鈴木 茂 !だ
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東京フォークフェスティバル [音楽]

     2009.2.18          wonkablog.jpg

     東京フォークフェスティバル 2009.2.14

     バレンタインデー の夕方から
      東京は赤坂のブリッツで
       東京フォークフェスティバル が行われた
        南こうせつ から声をかけられて
         僕は ザ・リガニーズ で参加した

     前から温めていたという企画で
      60年代後半からのフォークの黎明期から
       今に通じる流れを
        楽しく見せていこうという企画だね

     モダン・フォーク・カルテット
      ニュー・フロンティアーズ
       ザ・リガニーズ
        キャンパスから始まったグループ

     そして かぐや姫ファミリーイルカ などの
      まさに今に通じる流れ
       六文銭 ...
        かまやつさん青木まり子さん
         細坪君二郎ちゃん も登場して
          まあ楽屋は楽しいものだった

     こうせつのエネルギーに吸い寄せられて
      ありそうで無かった音空間
       同窓会でもあり
        次に繋がるステップでもあり
         さまざまな想いだったね

     打ち上げは最近ワインにはまっているこうせつが
      この為に歌ったというくらいに力が入っていた
       僕は 忠英 さんと久々にツアー話を聞かせてもらい
        細坪君 と初めてじっくりと話しをした
         その声を支えているとしか思えない気力
          素晴らしかったね
           最後はお互い呂律が回らなくなって
            お開き...
             楽しい夜だった

     いつかまたあればいいな
      そんな余韻が残る朝帰りだった...
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