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夏山は八ヶ岳 [旅]

    2007.7.5          

    今年も山が呼ぶ季節が近づいた
     空梅雨ではあるが豪雨も猛威をふるっている
      自然には従うしかないのだな

    今回は 日本アルプス を離れ
     よりアプローチの楽な 八ヶ岳
      とても親しみやすい名だが
       山は厳しい面ももちあわせる
        その連峰を南から北へ駆け抜ける
         いや這いずり...抜ける

    南の荒々しい面と北の穏やかな面と
     その両方を味わおうという狙い
      主峰の 赤岳 は3,000m近い山だが
       震え上がるような箇所はまあ無い
        しかし眼前の 富士南アルプス
         西へ広がる 北アルプス 中央アルプス
          感動には事欠かないだろう

                  
    最後は 霧ヶ峰 に抜け
     山小屋でののんびりした休日
      こんな夏を夢見ていたから
       今年は実現するしかないな
        霧ヶ峰の クヌルプヒュッテ
         ザ・リガニーズ にとっては縁の場所
          そんな想い出に浸るのも
           悪くないね

    7/28(土)
     新宿→茅野→美濃戸口→赤岳鉱泉

    7/29(日)
     赤岳鉱泉→行者小屋→赤岳→横岳→硫黄岳→ヒュッテ夏沢

    7/30(月)
     ヒュッテ夏沢→根石岳→東天狗→中山峠
      →にゅう→白駒池→麦草ヒュッテ

    7/31(火)
     麦草ヒュッテ→縞枯山→雨池峠→下山
      →車山→クヌルプヒュッテ(霧ヶ峰)

    8/01(水)
     クヌルプヒュッテ滞在

    8/02(木)
     クヌルプヒュッテ滞在

    8/03(金)
     クヌルプヒュッテ→上諏訪→新宿


穂高岳への旅 <2006.8.5> [旅]

 2006.8.5   

 屏風岩, 北穂高岳と大キレット

                   千手がんぴ

疲れ果てた足をこの清流で冷やした

                        吉田隊長
おけい軍曹

                      あざみ

前穂高岳...あの「氷壁」の山です

               いい山の旅だった
そばな...可愛い花だ

      今回の山は皆で励まし合いながらの
       とても思い出深いものになった
        毎回とてつもなく辛いと思いながらも
         乗り越えられた達成感を
          再度感じたいと思うんだろうな

      この冬の大雪とつい先日の豪雨の痕は痛々しく
       僕らの行く手を度々阻んだ
        落石や土砂崩れにも細心の注意を払い
         一つ一つ乗り越えていった
          恐怖心も繰り返し首をもたげてきたけれど
           集中をいつも念じて腕で体を引き上げた

      沢山の人が丁寧に様々なアドバイスをくれた
       小さな子供たちに笑顔と純粋さで励まされた
        小さな花達がいつも慰めをくれる
         清流がオーバーヒートした体を
          一気に冷ましてくれた
           北海道からやってきた四人家族
            母と娘の二人旅
             自分の体より重い荷物を
              担ぎ上げる若者たち
               コーラスを聴かせてくれた
                地元の中学生たちと先生
                 夜に素晴らしい話を聞かせてくれた
                  山岳写真のパイオニア
                   白籏史朗さん

      今回の山の旅で出会えたもの全てが
       自分の中にはっきりと
        刻まれていてくれたらと思う
         いつまで出来るのだろうと思いながら
          下りて来る登山道で
           必ずお年寄りの方とすれ違う
            今から登る山の旅を思い描きながら
             その目はとても生き生きとしている
              勇気をもらえるね
               人生に果てなどないのだ

      いっしょにパーティーを組んでくれた
       吉田光夫 君そして オケイ に感謝します!

       7/30  新宿→上高地→横尾山荘
        7/31  横尾山荘→涸沢ヒュッテ
         8/1  涸沢ヒュッテ→北穂高岳→涸沢岳→穂高岳山荘
          8/2  穂高岳山荘→涸沢ヒュッテ→横尾→徳沢園
           8/3  徳沢園→上高地→新宿


今日から穂高岳へ行って来ます <2006.7.30> [旅]

     2006.7.30         
     
      今にも梅雨明けか...という今朝
       ザックを背負って 穂高岳 へ出かけて行きます
        とは言っても穂高に着くのは二泊ほどした後
         そう簡単にたどり着けないのが山のいいところ
          ここにはロープウェイなどはありません

     中高年 の登山事故が激増している昨今
      油断は大敵なのです
       なんといっても可哀想なのは足
        重い荷物を背負って六時間は登りの山道
         靴を脱ぐとボロボロの足の姿が
          ここ一ヶ月の スクワットストレッチ
           果たしてその効果は...

     北アルプス の 山小屋 のトイレ事情は
      小屋関係者の努力の甲斐があって
       快適この上ない環境
        しばらく前までは
         出来れば行きたくない場所だった
          バイオテクノロジーの力だね
           なんといってもここは 梓川 の源流
            環境は絶対に壊したくないから

     なにはともあれ
      今年はどんな出逢いがあるのか
       雷鳥 カモシカ 岩燕 登山者達 ...
        そしてなんといっても咲き乱れる 花と蝶
         報告は後日のお楽しみ
          待ってて下さい!

       7/30  新宿→上高地→横尾
        7/31  横尾→涸沢
         8/1  涸沢→北穂高岳→涸沢岳→奥穂高岳
          8/2  奥穂高岳→涸沢→パノラマコース→徳沢
           8/3  徳沢→上高地→新宿


明日から北海道 <2006.7.13> [旅]

    2006.7.13    

       明日から北海道...
        昨年に引き続き夏の大地に触れてきます
         旭川は猫では 33年 ぶりとか...
          街の風景を見て記憶が繋がるのだろうか
           Early Times での新しい人たちとの出会いを思うと
            修学旅行の前夜よりも興奮するね

       札幌は昨年の あんだれ での夜が忘れられない
        今年は薄野の 居酒屋拓郎
         また自分の中で伝説が生まれるのだろうか
          猫とおけいとの競演もはじめて
           楽しみだね!

       良い旅を祈りつつ
        ギターを爪弾く朝でした

    猫 & 四角佳子 Live in アーリータイムズ(旭川)
     7月14日(金)
      19:00~開場 19:30~開演
       前売 ¥4,000 当日¥4,500
        アーリータイムズ:北海道旭川市2条3丁目左1
         http://early-times.com/index.html
          予約 0166-22-2461

    猫 & 四角佳子 Live in 居酒屋拓郎(札幌)
     7月15日(土)
      18:00~開場 19:00~開演
       前売 ¥3,900 当日 ¥4,500
        居酒屋拓郎:札幌市中央区南4条西1丁目
         http://www2s.biglobe.ne.jp/~turky/iza/
          予約 011-221-6277


大徳寺を訪れた <2006.7.2> [旅]

    2006.7.2         

      大徳寺

       関西ツアー最終日の翌日
       宿から歩いて十分ほどの寺
        紫野大徳寺 を訪れた。
         僕はこの寺が大好きで
          今までも三度ほど来ている

      今回手伝ってくれた人達が
       行った事が無いというので
        僕は俄か観光ガイドになって
         広大な敷地をあちこちと連れ回った

      高桐院肥後細川家 ゆかりの寺
       大徳寺の中でも格段に美しい寺
        入り口で気持ちが凛と引き締まる
         梅雨の雨水をたっぷり含んだ苔が
          とても美しく土の香りと相まって
           どこまでも豊かな気持ちにしてくれる

      夏の京をその暑さゆえに嫌う人も多いが
       僕は人が少ないことを何よりも重んじるから
        暑さは修行のひとつなのだ(笑)

      同行者の室原氏は熊本出身ということもあり
       とても興味を持ったようだった
        豊臣秀吉 千利休 細川忠興 ガラシャ 明智光秀 ...と
         この寺にまつわる話は興味が尽きない

                 
      その後は 大仙院 を訪れお茶をいただく
       僕は中学校の修学旅行でここを訪れたが
        京都では最も印象的な寺だった
         なんといっても御住職の説法が抜群だった
          話が面白いという事の大切さを知った
           現在の住職は 尾関宗園 さん
            この方も輪をかけて楽しい方らしい
             この寺は 沢庵和尚宮本武蔵
              剣の極意を教えた所

       そしてこの寺の隣にたたずむ寺が
        僕の宝の場所... 真珠庵
         この美しい名の寺が 一休宗純 ゆかりのお寺
          普段は一般公開されていないので
           今回は門の手前から中の雰囲気を感じ取るだけだった
            四年ほど前に知人を通じてこの寺を見る機会に恵まれた
             こじんまりとあまりにも素朴に造られたこの建物に
              侘び寂びの真髄を垣間見た気がした
               庭玉軒 という茶室から 長谷川等伯 の襖絵まで...
                永遠にその場に居たいと思ったものだ
                 僕はメールアドレスにまで 一休 の名を借りている

        その後は大徳寺本体の三門,法堂などを外から眺め
         再び 船岡山 の麓へ
          小さな京都見物は終わった
           こんな風に歴史と人々の様々な思いが
            いたるところにあるのが古都の魅力
             いつでも僕の心は潤うのだ

                  法堂で手を合わせる僕
                       真面目だね....

                  帰る途中の漬物屋で大徳寺納豆を買う
                        これお酒の肴としては最高!


穂高岳に登ります <2006.6.30> [旅]

      2006.6.30               

     夏山の季節が来た

       去年は 剱岳 だった。
        今年は正直悩んだ。
         北アルプス とは決めていたから
          薬師 とか 黒部五郎 とか...
           行ったこと無いところも
            考えていた...
             でもやっぱり好きな山
              そこに行くことにした

       穂高岳
        いい響きを持った名前だ
         山が好きな人はこの名前を聞いただけで
          敬虔な気持ちになるんだね
           多くの人が命をも落とした
            挑戦の山でもあった

       でも夏は僕らにも門戸を開いてくれ
        その懐にほんの少しだけ
         巣作りさえ許してくれる

       梅雨前線 が消え去り
        太平洋高気圧 が謳歌しだしたその時が
         多くの花たちとともに僕たちも咲き出す
          地球上でも最も素晴らしい
           その一瞬を見ることが出来る

       今年の光景はなにを目に
        焼きつかせてくれるのか
         記録的な大雪が残した爪跡さえ
          歴史になるんだね
           地球とまともに向かい合ってきます
                  
                前回はもう4年も前になってしまった
                        なによりトレーニングが大事だな
       7/30
        新宿〜上高地〜明神〜徳沢〜横尾
        7/31
         横尾〜本谷橋〜涸沢
         8/01
          涸沢〜北穂高岳〜涸沢岳〜奥穂高岳
          8/02
           穂高岳〜涸沢〜屏風の頭〜奥又白谷〜徳沢
           8/03
            徳沢〜明神〜上高地〜新宿

             体力温存スケジュールだけど...果たして


剱岳 それは素晴らしい山 <2005.8.8> [旅]

2005.8.2~7  
                           剱沢の奥に剱岳が姿を現す
    室堂剱岳立山室堂

    山から帰ってきた。
     登れたというより
      帰ってきたという嬉しさがこみ上げる。
       結局そういうことなんだろうなと
        今回は特に思えた。

    朝, 室堂 に着いて富山市内からの応援隊と合流した。
     修ちゃん由香さん からの 鱒寿司 の差し入れ。
      二人とも徹夜,二日酔い状態だったようで
       本当にありがたい。
        翌日, 剱岳 の麓での昼食はこれだった。

    太平洋高気圧も強く張り出し
     山は絶好の安定した天気。
      下界の暑さは想像もつかない。
       高山植物は今とばかりに
        目一杯その姿を主張する。
         もう御馴染みの顔たちだ。

    そして苦しい登りのさなか
     雷鳥 の親子たちがひょこっと姿を見せる。
      用心はしているものの
       子供達に人間の存在を教えるかのように,
        けっして自ら逃げ出したりはしない。
         丁寧に足元の餌を捜しながら
          ゆっくりと姿を消して行った。

    剱岳 はその姿と迫力だけではなく
     実際に困難な山だ。
      ただし夏のこの季節に限っては
       慎重に行動すれば
        僕達お気楽登山者にも
         快く門戸を開いてくれる。
          そういう意味では自然は
           優しさも持っているんだね。
            鎖で体を引き上げたり,
             足の踏み場が見えない場所へ
              足を置いていくような箇所を
               一つずつクリアすれば
                いつの間にか頂上が目の前に現れる。

    今回,僕は2度目ということもあって
     夢中というより一つ一つを
      確かめながら登る事が出来た。
       小屋や道で出会った人たちの
        顔や目や言葉や姿や
         その後ろにある山の連なり。
          夜の落ちてくるような星座たち。

    そして安定した天気の為
     何処の山小屋も定員を大きく越えて
      悲鳴を上げる。
       その日一日一部屋で
        家族のように過ごす
         人達との会話も
          実はこれまた楽しい。
           一緒の 吉田君 も二度目とあって
            雲上の生活にも馴染んだ模様。
             あくまでもマイペースを徹してくれる。
              様々な世界がここ 剣山荘 にもあった。

    剱を離れ 立山 方面へ。
     内蔵助小屋 は初めての場所。
      とても地味な小屋だが応対は家族的で温かい。
       翌朝は 鹿島槍 からのご来光を仰ぎ立山へ向かった。

    眺めてはいたが始めての山。
     信仰の山として全国に名は知られている。
      夜が明けると蟻のように
       人たちが直向に登ってくる。
        夏休みで子供を率いて
         殆どハイキング姿のような人も。
          最終日は僕たちもすこし油断したか
           結構きつい登山だった。
            雄山神社 で御祈祷をしていただき
             神酒もいただく。

    長い下りを終え室堂にもどれば
     もうそこには限りなく近い日常があった。
      帰ってきたんだなぁと思った。
       それが嬉しかった。
        またいつか来る日があるのだろうか。
         東京に戻るバスのなかでそう思った。

          
上左より1.剱御前で 2.虫に刺され腫上った左の瞼 3.剱岳山頂で           
4.剱沢のちんぐるま 5.剱登山道で逢った親子<こんなにも厳しい環境で生き抜く生き物達を見てほしいよ> 6.雷鳥沢からの景観


今日から剱岳に行って来ます<2005.8.2> [旅]

2005.8.2               

  いよいよ再挑戦の日。
   剱岳に登ってきます。
    最近でも2名の方が
     亡くなっています。
      気を引き締めて行かなきゃね。
       しばらく空き家になりますが
        ゆっくりくつろいで下さい。

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               今までの悪行の数々,懺悔のため髪を切りました。
                  こんなにサッパリしたの何十年ぶり?


剱岳 孤高の山 <2005.6.24> [旅]

2006.6.24      

  今年は再び 剱岳 <つるぎだけ>に登る。
   富山湾 から一気に聳え立つ
    それは見事な山。
     一度登ってから
      忘れられない存在になった。
       もちろん僕だから
        間違いなくお気楽登山。
         一度登っているので
          ペース配分なども
           とてもやりやすい。
            現在同行者募集中。
             昨年のオヤジ達!
              もちろん行くよね?
  8/02(火)
   22:30 新宿発

  8/03(水)
   05:30 扇沢着
    06:30 扇沢発
     08:25 室堂着
      09:30 雷鳥沢ヒュッテ着

  8/04(木)
   07:00 ヒュッテ発
    11:45 剣山荘着

  8/05(金)
   06:00 剣山荘発 剱岳登山
    10:00 山頂着 2,999m
     13:30 剣山荘着 

  8/06(土) この日は予備日でもある
   07:00 剣山荘発
    11:15 内蔵助山荘着

  8/07(日)
   06:00 出発 立山縦走
    10:15 室堂着
     12:15 室堂発
      15:40 扇沢発
       21:30 新宿着

  P.S. 剱岳は昔は海抜 3,005m の山だった。
   ところが再測量で 2,998m しかないと判明。
    この山を愛する人たちは寂しい思いをしてきた。
     それだけ 3,000m という響きは高い山の象徴なのだ。
      ところが昨年の最新技術を用いての測量で
       2,999m だとわかる。
        あと1m....何とかなんないかな。
         少なくても頂上に立てば,首から上は間違いなく
          海抜 3,000m 以上ということだ。

  剱岳山頂から右下に続く沢が 剱沢,
     赤い屋根の小屋が 剣山荘


八ヶ岳 <2005.5.31~6.2> [旅]

2005.5.31             

 久しぶりに山へ行ってきた。
  とはいっても登山ではなく 八ヶ岳 の山麓。
   新緑が眩しく入梅前の絶好の気候。
    肌に触れる空気は乾いていて
     紫外線はすでにピーク状態。
      鳥や花や昆虫や大地も
       音を立てるかのように呼吸している。

 八ヶ岳 へは三度ほど登っているのだが
  下から見上げる盟主 赤岳 の姿は
   いつ見てもそっと招待してきてくれる。
    けっして人を寄せ付けない冷たさは無い。
     この季節ではまだ厳しいんだけどね。

 泊まった山荘は歴史ある高校の山岳部のもの。
  そこに7人で宿泊した。
   ここへ来た目的はいずれ...。


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