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遠藤賢司のD-35 [音楽]

     2010.8.9                遠藤賢司のD-35-SS.jpg

     遠藤賢司のD-35

     7月25日に伊豆で行われた フォークフェスティバル
      何度か出演したフェスティバルの中でも最も印象的だった
       残念ながらお客はあまり集まらなかった
        でも会場に来た人達は最良の体験をしたと思う...

     修善寺駅裏の小さなフォークカフェのマスター... "Donya" さん
      彼の長年の夢の実現こそが今回のフェスティバル
       僕たちは今までにその店 カフェドシーレ で二回歌ったけれど
        二度とも終わってからの打ち上げの話題は"夢"の実現だった

     喜んで協力するよとは言ったものの
      だいぶ先の話だろうと思っていたし
       会場探しやスポンサー探し...
        もろもろの条件がクリアするのも先だろうと思っていた

     ところが「会場が決まったので宜しく」というメールをもらい
      素晴らしいメンバーの顔ぶれを見て
       突き進んでるんだなと...嬉しかったね
        夏の天候の急変を避けて天城ドームでの開催
         僕たち猫は前日に入ってリハーサルをこなし
          宿の露天風呂でのんびりした

     風呂では 加川良 斉藤哲夫 と三人で世間話
      そののん気さは40年前にはありえなかった光景だね
       食堂ではビールが用意されていて
        本番は明日なのに,すでに打ち上げの気配
         そうか......"Donya"の夢はこれだったんだなと

     遠藤賢司 高石友也 茶木みやこ 井上ともやす 一行も加わり
      全国からの歌い手達も勢揃い
       それは賑やかな前日打ち上げとなった
        僕は眠気に負けて早々の退散となったが
         加川良 の大声がいつまでもホール中に響いて
          全然寝れなかった
           やはりイベントの勇はキャリアが違う...

     朝風呂を浴びて朝食をとりしばらくすると
      ドームからは一番バッターが歌い始める声が聴こえた
       幕開けだね...
        雲ひとつない夏空だけれども
         野外でなくて良かったよ...
          あの日差しじゃ倒れる人が出ない訳がない

     中津川は雨にたたられたが
      今年の日差しは例年よりもはるかに暴力的だったから
       山の中のドームは良い条件だった

     さくまひろこ さんのインタビューを受けて
      弁当を食べなんとなく本番モードへ

                       さくまひろこさんと.jpg

     のんびりとイベントは進行し
      人工芝に寝そべって聴く姿もいい雰囲気だった
       僕らは茶木さんがステージに呼び込んでくれるはずだったけど
        何故か忘れられてしまい(笑)
         のこのこ登場
          30分の持ち時間を淡々とこなす
           はなから熱くならず自然に気分が高まる流れは
            最近はつかめてきたね
             聴衆との一体感はなんとも言えず心地良かった

     斉藤哲夫 との2曲のジョイントも楽しかった
      イベントならではの遊び心と言うんだろう

     ステージを降り 加川良 のステージを横から眺める
      昨晩からは打って変わったその集中し切った歌の切れ味に
       聴衆は水を打ったように静寂に包まれる
        彼を呼ぶのも"Donya"の夢のひとつだった

     ふとステージ横の壁の側に 遠藤賢司Martin D-35
      YamahaのFG-180二台とともに立てかけてあった
       40年前から彼が抱えていたもの
        懐かしかったね...
         表版は彼の激しいストロークで大きくえぐれている
          白い部分は明かりの反射ではなく塗装が剥げているのだ
           でも世界一といっても良い彼の激しい奏法にも
            このギターは崩壊する事はなかった
             さすがマーチンギター
              フォークシンガーのまさに大刀なんだな
               68年製なのかな...
                ハカランダの木目も綺麗だった

     これらのギターを全て管理し
      ステージ上の遠藤賢司をくまなくサポートするのが
       アシスタントの 早健
        そのプロの中でも最上級の仕事振りは
         昨年の中津川でも驚異的で眼を奪われっぱなしだった
          チューニングから一曲ごとに変えるギターの受け渡し
           そしてまたチューニング
            突発的な遠藤賢司のパフォーマンスへの対応
             瞬時のマイク位置の微調整など
              なにしろ動きが俊敏で気持がいい
               遠藤賢司も「最近スタッフの大事さが分かった」と
                MCで喋っていたけれど
                 自分のスタッフは優秀なんだと誇っているようだった

     六文銭 がさすがの歌を聴かせてくれて
      "Donya"の盟友 高石友也 さんが歌い継ぎ
       全員がステージ上へ...

     リハーサルではとても覚えられないなと思っていた"Donya"作の
      「昨日から今日、そして...明日へ」を皆で歌う
      "Donya"ちゃんはリードボーカルなのだが
       涙で歌えない
        いいシーンだったね
         反省ばかりだったと打ち上げで語っていたけれど
          あんな年になってからの反省はなかなか美しかった
           夢を持てて幸せな男が伊豆の山にはいたんだね
            また是非やって欲しいね
             これからが夢の始まりでしょ?
              D-35の表版が来年はどれだけ削れてるのか
               是非見てみたい
                残念だけど 早健 は遠藤賢司の現場からは離れ
                 自らの音楽を追及するようだ
                  それも楽しみだね
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コメント 4

テリー

お久しぶりです、
随分更新がなかったので、ちょっと心配してました^^)

このライブ、
僕も行こうかなと検討したのですが、
日曜日で終演が遅く、車ナシで行くには結構辛かったので断念しました、
良い感じで行われたようなので、行けば良かったかな、、、と、ちょっと悔しい思い、、、

関西へは斉藤さんとのツアーがありますね、
また、どこかで参加するつもりです!

by テリー (2010-08-12 09:06) 

俊

ドーム暑かったですね

猫がステージに登場登場するまで暑くて倒れるかと思いました(笑)
でもその暑さも猫の登場とともに熱さ(熱気)に変わり会場も一段と盛り上がりました

石山さんのいつものユニホーム姿も良かったです
もっと猫の曲をたくさん聴きたかったですが、出演アーチストが多かったので仕方ありませんでしたね

追伸
8月21日おけいさんとの六本木仲間7人と行きます

by 俊 (2010-08-12 11:32) 

tzneyan

 テリーさん久しぶり
暑い夏ももう少し
9月下旬からはツアーを再会します
関西へは哲夫君と...
後半最初のジョイント長期遠征ツアー
是非どこかで顔を見たいです
楽しみにして!
by tzneyan (2010-08-27 00:16) 

tzneyan

 俊さん...六本木から品川へとお疲れ様
皆さん...いい音楽仲間だね
遠路の方もいて,いかにも夏ならではでした
またチャンスを見計らって顔を見せてください
by tzneyan (2010-08-27 00:19) 

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