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ジョーカー と ヒース・レジャー [映画]

     2008.8.16               Joker.jpg

     ジョーカー と ヒース・レジャー

     今年一番ショックだった事のひとつが
      ヒース・レジャーの死
       その彼の真新しい出演作を
        お盆の時期に駆け込みで観た

     ダークナイト はバットマンシリーズ の最新作
      その敵役がヒースの演じた ジョーカー だった
       物語としてはバットマンを中心に語られるのだが
        今回の"主役"はどこから見ても圧倒的にジョーカー...

     もともとバットマンは
      スーパーマンの様なアメリカンドリーム的で
       健康的な色合いは一切無い
        暗い夜がその舞台に最もふさわしく
         社会も人物も皆病んでいるという状況が
          まずは設定されているのだ
           しかも今回のジョーカーは
            断トツの悪党というわけだ

                           Candy3.jpg

     ジャック・ニコルソン演じたジョーカーも
      その怪演で当時の話題を独占したものだった
       ただ彼独特の洒落たセンスも見え隠れしていた
        今回のヒース演じるジョーカーは
         若い時代のジョーカーという事になる
          そしてまさに狂気の結晶のような人物像になった
           メークアップで塗りつくされた顔の
            あの哀しみさえただよう眼の演技に
             惹きこまれない人はいないだろう
                                
     ヒースがここまで演じてしまった事が
      彼の精神を追い詰めたというコメントがあるほど
       彼の演じた人物はもう娯楽映画の域を超えていた
        僕には悪を演じるという崇高さまで感じとれた

     キャンディー を観た時も
      ヒースの演技に惹きつけられた
       救いの無いほど美しい映画だったけれど
        生きる事を急ぐやるせない若者が
         ヒース自身と重なって見えたことも事実
          やはりすべてを出し尽くしてしまった?
           そう思うのは僕だけだろうか...

                          HLBlog.jpg

     年内には最後の作品 パルナッサス博士の想像力 が出来るだろう
      撮影途中でヒースは死んでしまって中断が余儀なくされたが
       彼の演じれなかった部分をなんと
        ジョニー・デップ ジュード・ロウ コリン・ファレル
         の三人が買ってでたそうだ
          気持ちの良い話だな

     ブロークバックマウンテン
      まだ辛くて観直せないでいる
       でもあれほどの役者の残したものは
        必ず次の世代への計り知れないほど
         大きなエネルギーになるだろう
          ダークナイトの夢にまで出てきそうな
           怖いおじさんのイメージは
            ずっと残っていくんだろうね
             子供達にとって...
              それでいいんだ

                         Candy.jpg
     ダークナイト 日本サイト
      ブロークバックマウンテン
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織姫

今週は、上越高田リベンジですね。良い結果が出ることを祈っています。
恵比寿では、shigeさんとのライブ。ロック調への変化が楽しみです。
足もとの砂.........健康でさえあれば、なんとかなりますよ!(^^)
tzneyan, Fight!!
by 織姫 (2008-08-17 10:07) 

tzneyan

 そう週末は延期になっていた上越市と弥彦に行きます。
東京も含めて3日間。
しばらく休んで充電も出来たから,きっと爆発できるでしょう。
織姫さんありがとう。


by tzneyan (2008-08-17 21:46) 

山猫

バットマン!実はファンなのです・・・
前作のジャック・ニコルソンのジョーカーのときは、実は主題歌が「プリンス」だったので見に行ったら、映画としての緊張感が研ぎ澄まされて見て良かったぁ・・・ということでバットマンファンになりました。(単純)
その後の2作、3作まで大好き!(4作目はシュワルツネッガーに気を使いすぎて面白くなかった・・・)
でも、前回のビギニングが良かったので、今回もたまらなく見に行きたくてウズウズしてました!是非、見に行きます!
(当時、プリンスはブレイクした後の、次から次への新しい音楽的アプローチを重ねまくってファンもついていけない混迷期の時期でした。今思えば、あの音楽的な展開は進化するためには止むを得ない時期だった気がしますが、当時は、何故こんなに変わっていくの???っと、右往左往させられました。(笑))
by 山猫 (2008-08-18 08:39) 

tzneyan

 プリンスの時はBATDANCEでしたね。
プリンスファンの僕としては最高の気分でしたが。
時代が変わるとBATAMANも変わるということでしょうが,BATMANよりもJokerに共感...というのもすごい時代だなと思います。
歌物の音楽は一切無し。
しかしジェームズ・ニュートン・ハワード の音楽も素晴らしい。
上映時間が長すぎるというのは歳だからかなぁ。
山猫さん,是非!
by tzneyan (2008-08-18 13:49) 

織姫

爆発するとネジが外れてしまいますよ。3日間のライブのパワーを『100』と仮定するなら、三等分で公平にそして、『+20』。+20は、tzneyan自身の明日へと、アクシデント対応への予備力として、『120』でお願いします。
生意気ではありますが、映画記事に関する意義ふたつ......『それでいいんだ』の締めに納得がいきません.......
若者だって、生きることを悠々と急ぐ時もあれば、急ぐ人もいる。多様化社会。子供だって、子供なりに考えます。そして、気づきます。怖いおじさんの心根の優しさに。一生、怖いおじさんのイメージを引きずっていく子供の成長過程なんて、映画監督としては、不本意なことではないでしょうか........
身近で事件が起き、フラッシュバックを起こして、フラッシュバックの渦の中で溺れて、大木にしがみつき、人に迷惑をかけるようなことがあってはならないのです........そう、分析しています。
by 織姫 (2008-08-21 19:00) 

tzneyan

 こういうコミックからの映画化で,いつの間にかシリアスな要素をもそのテーマに含んできた映画。
なかなか判断が難しいでしょうね。
軽いつもりで子供を連れて観に行ってビックリなんていうことも。
僕は映画はあくまでも観る人の判断にゆだねるという考えなので...。
アメリカではダークナイトのいくつかのシーンは過激すぎるのでは?というクレームも多かったようです。
僕は子供の時に観た恐怖映画の恐ろしさを,未だ引きずっています(笑)
by tzneyan (2008-08-21 19:54) 

織姫

判断するには、それなりの材料というか要素が必要ですね........
by 織姫 (2008-08-24 17:45) 

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