二年ぶりの八ヶ岳 [旅]
2009.8.17
二年ぶりに山に登ることが出来た
いろんな場所を考えもみたけど
今年の不順な夏の空を考えて
お馴染みの 八ヶ岳 にした
やっとひねり出した休みなので
大きくスケジュールは崩せない
かと言って雨の中の登山は
怖くてまっぴらなのだ
こうした矛盾した条件の狭間をついて
予定の縦走は80%達成した
小屋に到着した直後に大雨になるなど
ツキにも恵まれ
露出した手足は真っ黒に日焼けした
大量の雨水を含んだ土と苔類の香り
山肌を覆う樹木の緑と空の蒼さを
痛いほど眼に焼き付けてきた
山の大きさはいつの時代も
古くからの信仰心と同じ様な
畏敬の念を僕に持たせてくれる
けれども身をもって感じたのは
2年ぶりに酷使した足の耐久力...
残念ながら明らかに弱っている
関節を支える筋肉も衰えている
それを意識しながらの登り下り
恐怖を感じた事も何度かあった
初めての顔合わせの3人だったけれど
それぞれのスタイルがあって
それも楽しい...
ikki さんはひと回り若いので
まだまだ馬力がある
Mitsuo 君は以前の軽快さが
やや翳りを見せ
至る所でよろめいていた
後ろからそれを見て
何度か笑わせてもらったし
明日はわが身と自重した
赤岳 から 横岳 を抜け
硫黄岳 にさしかかると
コマクサ の群生地がある
その数は一昨年よりも遥かに多く
手厚く保護されているのが良く分かる
嬉しい事だな...
その姿を見るだけでも
登る価値があるのだ
そう やはり女王なのだ
ザレ地にポツッと咲いていたひとつを
写真に収めた
山を降りてから訪れた 霧ケ峰 では
乱舞する 浅葱マダラ を見つけることが出来た
それは優雅に舞い蜜を吸う
群生する ヨツバヒヨドリ が好みらしく
側に近づいても恐れない
浅葱色というなんとも言えない蒼いマダラの羽は
それを広げるまでいつまでも待っていたかった
オオムラサキが国蝶なのだそうだが
僕ならこちらを選ぶな...
二年ぶりの クヌルプヒュッテ では
東京からの 香蘭女学園 の
ハイキング部の生徒と一緒になった
女の子20名のパワーは恐ろしかったけど
この自然に触れる事が出来る機会を
与えてもらえる事は素晴らしいね
先生たちとも夜遅くまで話が出来て
なんと食後は皆に歌まで披露してしまった
かぶりつきで聴いてくれたのには
思わず笑ってしまったけれど
立秋を山で迎え
赤トンボ軍団も飛び回っていた
高原の主役は ニッコウキスゲ から アカバナシモツケ へ
不順だった夏も終わろうとしている
大雨や台風や地震や...そして美しい自然
いろんなものと向き合った素晴らしい山の旅だった
二年ぶりに山に登ることが出来た
いろんな場所を考えもみたけど
今年の不順な夏の空を考えて
お馴染みの 八ヶ岳 にした
やっとひねり出した休みなので
大きくスケジュールは崩せない
かと言って雨の中の登山は
怖くてまっぴらなのだ
こうした矛盾した条件の狭間をついて
予定の縦走は80%達成した
小屋に到着した直後に大雨になるなど
ツキにも恵まれ
露出した手足は真っ黒に日焼けした
大量の雨水を含んだ土と苔類の香り
山肌を覆う樹木の緑と空の蒼さを
痛いほど眼に焼き付けてきた
山の大きさはいつの時代も
古くからの信仰心と同じ様な
畏敬の念を僕に持たせてくれる
けれども身をもって感じたのは
2年ぶりに酷使した足の耐久力...
残念ながら明らかに弱っている
関節を支える筋肉も衰えている
それを意識しながらの登り下り
恐怖を感じた事も何度かあった
初めての顔合わせの3人だったけれど
それぞれのスタイルがあって
それも楽しい...
ikki さんはひと回り若いので
まだまだ馬力がある
Mitsuo 君は以前の軽快さが
やや翳りを見せ
至る所でよろめいていた
後ろからそれを見て
何度か笑わせてもらったし
明日はわが身と自重した
赤岳 から 横岳 を抜け
硫黄岳 にさしかかると
コマクサ の群生地がある
その数は一昨年よりも遥かに多く
手厚く保護されているのが良く分かる
嬉しい事だな...
その姿を見るだけでも
登る価値があるのだ
そう やはり女王なのだ
ザレ地にポツッと咲いていたひとつを
写真に収めた
山を降りてから訪れた 霧ケ峰 では
乱舞する 浅葱マダラ を見つけることが出来た
それは優雅に舞い蜜を吸う
群生する ヨツバヒヨドリ が好みらしく
側に近づいても恐れない
浅葱色というなんとも言えない蒼いマダラの羽は
それを広げるまでいつまでも待っていたかった
オオムラサキが国蝶なのだそうだが
僕ならこちらを選ぶな...
二年ぶりの クヌルプヒュッテ では
東京からの 香蘭女学園 の
ハイキング部の生徒と一緒になった
女の子20名のパワーは恐ろしかったけど
この自然に触れる事が出来る機会を
与えてもらえる事は素晴らしいね
先生たちとも夜遅くまで話が出来て
なんと食後は皆に歌まで披露してしまった
かぶりつきで聴いてくれたのには
思わず笑ってしまったけれど
立秋を山で迎え
赤トンボ軍団も飛び回っていた
高原の主役は ニッコウキスゲ から アカバナシモツケ へ
不順だった夏も終わろうとしている
大雨や台風や地震や...そして美しい自然
いろんなものと向き合った素晴らしい山の旅だった
タグ:登山
常富さん お帰りなさい!
無事の帰還、お元気そうでなによりです。
今回も素晴らしい山の旅が出来て、本当に良かったですね。
それにしても、コマクサの花はなんて可愛いのでしょう!
by sekko (2009-08-17 21:17)
自然に対する真摯な態度と飽くなき挑戦、そして共成。
常やんの若々しさの理由を垣間見た気がしました。
祝!御無事の生還~!!
by Max (2009-08-17 23:14)
Sekkoさんありがとう。
コマクサは他のどんな植物も棲めない所にでも咲く強さを持っているんだよね。
その姿,形そして色合い...完璧です。
いつか是非見に行って!
by tzneyan (2009-08-17 23:34)
Maxさんも是非挑戦して。
本州の真ん中は山の宝庫です。
僕の今後は足がどこまで堪えてくれるかかです。
もう挑戦するような山の旅は,そろそろお終いかなとも思うね。
今年は大きい事故もあったりで,考えさせられました。
by tzneyan (2009-08-17 23:40)
tzneyanさんお疲れ様でした。
お陰様で山行も含め、楽しい旅となりました。
ボクも2年ぶりの山でしたが、いつも違った表情で迎えてくれるので
やっぱやめられませんね。
写真を見ながらあの楽しさを振り返ってます。
またよろしくです。
by ikki (2009-08-24 14:22)
ikkiさんはさすが秋田駒ケ岳で鍛えただけありましたね...。
気兼ね無く登れた楽しい山の旅でした。
次回は皆の顔も登場するので,請うご期待!
by tzneyan (2009-08-25 01:23)