大統領ネタでもうひとつ [社会]
2009.1.24
国歌と国家
宣誓の前に アレサ が歌った
'America' My Country Tis Of Thee という曲
聴けば分かった人も多いのだろうが
イギリス や ニュージーランド の国歌として知られる
ヨーロッパに古くからある旋律に詞をつけた訳だが
片や God Bless the Queen 女王陛下万歳 になり
片や America になっても,お互い文句は言わないわけだ
しかもどうしてあの場で国歌のあの 星条旗 ではなかったか?
米国には God Bless America という
第二の国歌のような曲もあるしね...
アレサとオバマで決めたのなら素敵だ
黒人にとっては特に意味を持っている気がする
マーチン・ルーサー・キング・デーだったから
そして自由が建前ではなくなった
America はかつては
ドイツ ロシア スイス の国歌でもあった
え~っ!?知らなかった事ばかり...
イギリスは連合王国だから,それぞれ国歌を持っている
ワールドカップでは別々の曲を使うね
オリンピックは UK として参加するから
God Bless the Queen 女王陛下万歳 を用いる
ヨーロッパは長い歴史の中で様々な形に分割されてきたから
複雑になるのは仕方ないにしても
国家と国歌の関係は意外と曖昧なんだね
ドイツ国歌は最も好きな曲だけれど
ハイドンの曲を頂戴したもの
イギリスと同じ曲じゃまずいだろうという事になって
歌詞がつけられ1920年頃正式に国歌になった
その後も歌詞は時代に合わせ変わっているらしい
日本は江戸時代には国歌は存在しなかったけれど
明治になってから軍楽隊が
外交儀礼の場で演奏する必要に迫られ
慌てて作られたらしい
戦後も 君が代 論争はまだ続いている
でも法律で国歌になったのは10年前なんだよね
忘れてた...
僕は歌詞の意味はさっぱり分からないけれど
あの和声は結構好きなのだ
歌詞の解釈も様々らしいけれど
フランスの ラ・マルセイェーズ の血生臭さに比べれば
まぁどうって言うことはない
ただどの国もいくつかの国を代表する歌を持っていて
様々な場面で使われる
そういう柔軟性はあってもいいよね
起立しなかったとか,斉唱しなかったとか
文句言うのも言われるのも,結局人の問題だな
3分にも満たない時間で
あの厳寒の中で
あそこまで燃え上がれるアレサの凄みは
何百年間の彼らの想いが
そこに凝縮されたとしか思えない...
素晴らしかった
国歌と国家
宣誓の前に アレサ が歌った
'America' My Country Tis Of Thee という曲
聴けば分かった人も多いのだろうが
イギリス や ニュージーランド の国歌として知られる
ヨーロッパに古くからある旋律に詞をつけた訳だが
片や God Bless the Queen 女王陛下万歳 になり
片や America になっても,お互い文句は言わないわけだ
しかもどうしてあの場で国歌のあの 星条旗 ではなかったか?
米国には God Bless America という
第二の国歌のような曲もあるしね...
アレサとオバマで決めたのなら素敵だ
黒人にとっては特に意味を持っている気がする
マーチン・ルーサー・キング・デーだったから
そして自由が建前ではなくなった
America はかつては
ドイツ ロシア スイス の国歌でもあった
え~っ!?知らなかった事ばかり...
イギリスは連合王国だから,それぞれ国歌を持っている
ワールドカップでは別々の曲を使うね
オリンピックは UK として参加するから
God Bless the Queen 女王陛下万歳 を用いる
ヨーロッパは長い歴史の中で様々な形に分割されてきたから
複雑になるのは仕方ないにしても
国家と国歌の関係は意外と曖昧なんだね
ドイツ国歌は最も好きな曲だけれど
ハイドンの曲を頂戴したもの
イギリスと同じ曲じゃまずいだろうという事になって
歌詞がつけられ1920年頃正式に国歌になった
その後も歌詞は時代に合わせ変わっているらしい
日本は江戸時代には国歌は存在しなかったけれど
明治になってから軍楽隊が
外交儀礼の場で演奏する必要に迫られ
慌てて作られたらしい
戦後も 君が代 論争はまだ続いている
でも法律で国歌になったのは10年前なんだよね
忘れてた...
僕は歌詞の意味はさっぱり分からないけれど
あの和声は結構好きなのだ
歌詞の解釈も様々らしいけれど
フランスの ラ・マルセイェーズ の血生臭さに比べれば
まぁどうって言うことはない
ただどの国もいくつかの国を代表する歌を持っていて
様々な場面で使われる
そういう柔軟性はあってもいいよね
起立しなかったとか,斉唱しなかったとか
文句言うのも言われるのも,結局人の問題だな
3分にも満たない時間で
あの厳寒の中で
あそこまで燃え上がれるアレサの凄みは
何百年間の彼らの想いが
そこに凝縮されたとしか思えない...
素晴らしかった
タグ:国歌
ラ・マルセイェーズはフランス革命の曲ですね。
西南戦争で西郷軍が全滅する前夜、城山に立てこもった部隊兵の前で
村田新八が欧州から持ち帰ったアコーディオンで演奏し、軍の士気を鼓舞
した、と言う記録が残っています。(真偽の程は定かでは有りませんが)
アメリカは人種の坩堝、寄せ集め民族だからこそ、「ひとつになる」意識も
強いものが有ります。
日本は近代国家が出来上がった時の官民癒着の腐敗政治だけを
継承した感が有ります。
明治新政府の役人達は戊辰戦争の生き残り、真に政治家となるべき
だった人物は、殆ど死んでしまいましたからね。
世襲制の如き悪習が残っていては日本の政治もどうなることやら。
by Max (2009-01-25 06:49)
Maxさんの言うとおり,かつては戦争で兵隊や民衆の心を一つにする役割が歌だったんだよね。
それがそのまま国歌になっていく。
憲法や法律で正式に決められたり,事実上の国歌だったり。
様々ですね。
アメリカは国の成り立ちから言って,多民族の心を一つにする必要性があるし,自由という意味を盛り込む事が特に大事なんだよね。
アレサが歌った通称「アメリカ」は,国歌では無くとも,まさにあの場ではハマリでした。
by tzneyan (2009-01-25 15:39)
五つの赤い風船の「遠い世界に」は、日本の国歌にしてもいい曲だと信じてやみません。
アレサ・フランクリン。感動でしたよ。夜中に起きて正解でした。
by ジキル・ハイド (2009-01-25 19:21)
フォークフェスティバルのようなイベントの最後に歌われるいろんな歌も,一種の時代を象徴する歌だったわけで,今でも自然に口に出ますね。
「遠い世界に」もそういう代表曲でしょう。
それらを絶対に歌わないシンガーがいたりするのもご愛嬌で...。
国歌ではないけれど"インターナショナル"は連帯の象徴としては傑作だと思うな。
あくまでも曲の完成度という話だけど。
ジキル・ハイドさん,ありがとう。
by tzneyan (2009-01-25 23:50)
政治家が「日本は単一民族国家」とか発言しちゃうような国だもんね。
労働力が足りなければ外国にお願いするしかないわけで,精神的なものも含めて受け入れる土台をきちっとしないと,アメリカの過ちを繰り返しちゃうような気がするな。
同じ権利を与える度量が無いと駄目ですよね。
この国も多民族国家になってゆくでしょう。
花鳥風月さん,ありがとう。
by tzneyan (2009-01-25 23:58)
TVを観ていて、以前観たスクリーン映像や音楽がオーバーラップしていきました。
ボビーケネディを扱った作品のエンドで流れたアレサとメアリー・J.ブライジの曲であったり、またウィルスミス親子が共演した作品の教会シーンで思わず涙してしまったゴスペルだったり。
もちろん作品の内容からダブる部分もあるのでしょうが
不思議ですね、音楽は記憶に残っている。
そしてその点と点が繋がる…。
今回アレサが歌った曲。 誰が決めたのでしょうね?
アレサとオバマは決めたのなら素敵だ、とお書きになっていますがホント…そうだったら素敵!
かなり変な表現ですが…
世界最大のイベントで選曲も出来てしまう政治家がいてもいい。
自分をも含めて自分の国をどう見せるかの演出でもあると思うからです。
メッセージを込めて…音楽で。
まるで映画のようだったこの場面の選曲に…拍手です。
これを機に我が国の政治家にも自国を客観視できる感性を。
「オバマという人」などと発言していると、石のように沈んでしまうぅ〜ですね。
Come senators, congressmen
Please heed the call
by スジコ (2009-01-26 04:20)
アレサに依頼したのはオバマ自身だったので,二人で決めたのでしょう,きっと。
彼女の大ファンだからね。
http://jp.youtube.com/watch?v=jebeVd7bHq0&feature=related
以前はスティービーかな...?なんて思っていたけど,やっぱりこの人しかいなかったね。
ホントまるで映画のようでした。
by tzneyan (2009-01-26 16:56)
ありがとうございました!
アレサの事に限らず、またひとつの点をどこかの点と結ぶきっかけになっています。
話は変わりますが…
自分も幼い頃に父に手を引かれて山下清展に行った記憶があります。 添えられている文(字は読めていたからそれ位の歳だったのでしょう)と共に強烈な印象が今でも残っています。
でも、それで見た気になっていたというか…見たことあるよと…。
幼い頃に感じ取った「点」はどこかに繋がっていく「点」にするかどうかは、自分自身の内にあるのだということなんですね。
ネット検索で何でも(映像という切り取った世界までも)手繰り寄せることが出来る現在は、もうそれだけで知った気になってしまいます。
最近それほど期待していなかった映画が「うっひゃ〜!」という感じで(笑) いかに予告編やネット検索で先入観をもってしまうかを今更ながら知りました。
創り手の立場からしたら、やはりスクリーンでしか受け取ってもらえないものがあるのではないでしょうか?
…きっと「生ライブ」というステージもそうですよね??
自分の内なるものを信じることだけは変わらない。
こんな世の中だからこそ大事にしつつ変化に順応していきたいけど…。
また寄らせていただきます〜。
by スジコ (2009-01-30 01:36)
ネット検索は便利できりがないですね。
どこまでも好奇心が走り続けて。
そのうち何からスタートしたのか覚えてない。
最近は古い映画のサントラに嵌っています。
スジコさん,ありがとう。
by tzneyan (2009-01-30 16:15)