My Back Pages <2005.11.15> [音楽]
2005.11.15 
Keith Jarrett Trio
Live at "Shelly's Manne-Hole", Hollywood, CA, October 30 & 31,1968
Dylan のドキュメンタリーの前に
彼の音楽を掘り起こしにかかった。
8月まで僕と大野君が担当していた番組
MusicBird の" Life Goes On "のテーマ曲にこの
" My Back Pages "が使われていた。
選んだのは大沢さん。
ビートルズとか月並みな選曲に
ならないのはさすが良いセンス。
キース･ジャレット はチャールズ･ロイドのカルテット
に居た頃から大ファンだったが,
まさか自己ユニットのデビュー盤の一曲目に
ディランの曲を持ってくるなんて思いもしなかった。
ジャズも激しく揺れていた時代だった。
キース･ジャレットもDylanにとても影響されたようで
ギターとハーモニカを持って
唄まで歌ったアルバムがあるくらいだ。
後にも先にもこの一回限りだが。
My Back Pages はDylanの曲の中では
最もカバーされて入る曲のひとつ。
番組でも取り上げたが
Bob Dylanのデビュー30周年記念ライブ盤で,
George Harrison Tom Petty Neil Young Eric Clapton Roger McGuinn
The Byrds
The Hollies
Joan Osborne & Jackson Brown
The Ramones
等の超大物達が挑んでいる。
Dylan自身はAnother Side of Bob Dylanの中で
これ以上シンプルできないほどあっさりと唄っている。
この曲にそんなにイマジネーションを膨らます
何かがあるとは当時の未熟な僕には思えなかった。
Keith Jarrett TrioのMy Back Pagesは
とてもスピリチュアルな雰囲気を持っている。
後のStandardsのGod Bless the Child
にとても世界が似ているが
すごい歌心だね。
チャリー･ヘイデン と ポール･モチアン という
メンバーも素晴らしい。
このメンバーでStandards2をやってもらいたかった。
ジャケットは当時も2種類。こういうの多かったね。
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ボブ・ディランの曲がジャズでも演奏されていたとは知りませんでした。
キース・ジャレットのピアノも素敵です。
どんなアレンジになっているのでしょう？
ポール・モチアンはビル・エヴァンストリオでも良いリズムを響かせてくれていますが、これはキースとのカルテットの頃ですね。
「容疑者 室井慎次」のタイトル曲にキースのピアノが使われていて驚きました。
by SHIMA (2005-11-15 11:43)
[ボブ・ディラン][キース・ジャレット]聞いてみました
ここでtzneyanさんが音楽のルーツみたいなアーティストのお話をしてくださることで、
私たち20代もっと音楽に対して深く楽しめるきっかけにもなるし、流行とされる映画や音楽を
違った目で、耳で、自分に取り込めるようになるきがします。（そろそろ流行ものは卒業しないといけないと思う年頃だし。。。）
人前で歌を歌い始めた学生のころ、必死で昔の名曲を探してきいていた気持ちを思い出すことができました。これからもたくさん良い音楽紹介してくださいね。
by sawa-rin (2005-11-15 12:06)
SHIMAさん。僕の当時のお気に入りでゲーリー・バートン・カルテットのカーネギーホールのライブ盤があるのですが,その中でベースのスティーブ・スワローがDylanの「I Want You」をSoloで演奏してます。これも泣けるんですよね。詞や歌がなくてもメロディーとイマジネーションだけでも十分行けちゃうんですね。ビル・エヴァンスが好きなんですね。素敵です。
by tzneyan (2005-11-16 03:47)
sawa-rinさん。僕は新しいものも大好きなんです。でも古いものは努めて大切にしようと思ってます。いずれは消え失せても,大事にはしていきたいんですね。古着には新しいものにはない魅力がたっぷりと染み込んでます。好きな人にはたまらないんです。
by tzneyan (2005-11-16 03:52)
キースの"Somewhere Before"懐かしいなぁ・・と記事を読んでいて思いました。あっ､随分ご無沙汰でした。
学生時代にとても憧れていた人から「これいいから聴いてみて」って薦められました。”My Back Pages"がその中でもお奨めだったのですが､恐らく本人はBob Dylanの曲だとは知らなかったと思います。（淡い思い出も共に思い出しました）
当時使っていたALTECのスピーカーから流れてくるピリッと研ぎ澄まされた音に一瞬たじろいだ自分を覚えています。
蛇足ですが代々木に”My Back Pages"という店があリます。”大阪新世界の二度付け禁止の串かつ＆大人のロック居酒屋”というふれこみです。当然Dylanに心酔しているのは店の名前から容易に判断できますが､11/23はNo Direction Homeを一緒に観る会を企画しているようです。この8月には元DylanⅡの大塚まさじさんがライブをやってます。
by ikki (2005-11-16 16:51)
ikkiさんの淡い思い出とBob Dylan...."学生街の喫茶店"のようですね。ALTECのスピーカーと聞いて僕も思い出してくるものがありました。23日はテレビの前で滲み出てくる思い出に浸る人達も多いのでしょう。僕もいい機会にします。"大阪新世界の二度付け禁止の串かつ＆大人のロック居酒屋"...今度是非行ってみます！
by tzneyan (2005-11-17 08:43)