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影響された音楽#1 ジャックス <2005.3.15> [音楽]

2005.3.15          

僕は学生時代に ザ・リガニーズ に参加した。20歳の時だからかれこれ...何年?。
 当時の東芝のエキスプレスレーベルは日本のポップスを生み出す巣のような存在だった。
  そこで同時期に活動していたのが"ジャックス"。
   僕はこのバンドに思いっきり影響を受け,それは今にも及んでいる。

彼らのファーストアルバム ジャックスの世界 がバイブルになり
 擦り切れて裏が透けて見えるくらい聴いた気がする。
  それまで洋楽オンリーの僕がとうとう日本の音楽の軍門に下がったという感じ(笑)
   今聴いても少しも色あせない当時の香りや質感がそのまま詰まっている。

結局のファーストアルバムは
 木田高介にサウンドプロデュースを頼んだくらい
  僕は彼らのエッセンスが欲しかった。
   木田高介は惜しくも亡くなってしまったが...。
    僕のイメージしたグループの理想がそこにあった。

でも彼らは2枚目のやや不完全なアルバムを残し消滅してしまう。
 僕の理想は消えたがその中心人物 早川義夫 は
  今ますます僕をとりこにしている。
   稀有なシンガーだ。

ジャックスの世界
 1.マリアンヌ
  2.時計をとめて
   3.からっぽの世界
    4.われた鏡の中から
     5.裏切りの季節
      6.ラヴ・ジェネレーション
       7.薔薇卍
        8.どこへ
         9.遠い海へ旅に出た私の恋人
          10.つめたい空から500マイル

 写真はジャックスザ・リガニーズのアルバム。ほぼ同時期に発売された。
 早川義夫 のHPの写真集はかなり和める。ずっ~とお気に入りです。


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コメント 8

ゆり娘

木田高介さんですか…。

昨年のNHK「思い出のメロディー」で、
木田さんのことを振り返るコーナーが
ありましたよね。その時にTULIPの
「魔法の黄色い靴」も手がけたと
紹介されていたのを覚えています。

彼と「一緒にいい作品を」と約束していた
ところ、訃報が飛び込んできて、深い
悲しみの中五輪真弓さんが作ったのが
「恋人よ」だとも放送していました。

そういえば、おととしの「思い出の
メロディー」では、"Vocal"大野さんが、
鈴木雄大さんなどと「学生街」を
歌っていらしたのを覚えています。

こうやって、フォーク世代の方々の
曲も「思い出のメロディー」に入る
時代になったのだ、としみじみ
感じて見ていました。
by ゆり娘 (2005-03-15 16:03) 

tzneyan

 木田高介君は音楽作りの様々な事をアルバムレコーディングの間に教えてくれました。自由さをとても大切にして巧く僕らの良い部分を引き出してくれたと思います。まだ自我のとても強い頃だったのでとかく音楽的にぶつかり合ったりするものなのですが彼ははるかに大人だったと思います。色々な楽器をこなす彼でしたがライブでの"からっぽの世界"のバイブとフルートの音色はいまでも遠くから響いてくるような気がします。
by tzneyan (2005-03-15 18:23) 

yossy

ジャックスは本当に衝撃でしたね。
by yossy (2005-03-16 19:44) 

tzneyan

 yossyさんの短いコメントから衝撃が伝わりますねぇ。今日のMusicBirdの選曲に早川義夫の"身体と歌だけの関係(4/4)"を入れました。Hi-Posiのモリバヤシミホの作品らしいのですが,ジャックスの香りぷんぷんですね。
by tzneyan (2005-03-16 20:23) 

ゆり娘のパートナー

ここのところの時間に追われる生活の中で、早川義夫氏の世界に相当嵌っています。なかでも「この世で一番キレイなもの」(1994)は彼が46歳の時の作品だそうですが、ちょうど今の自分と年齢的にかさなることもあるからでしょうか、今更のように聴き込んでいます。

時にGSのように、時にシャンソンのように、さまざまな顔を見せてくれますが、やはり、タイトな歌詞から伝わる“情念”のようなものが極めて鮮烈ですね。正直なところ、これまでは「サルビアの花」を通しての印象が強く、私の中ではもはや“伝説化”していた部分があるのですが、大きな誤りでした。決して“キャッチー”な楽曲ではありませんが、吐露された、心の奥底をえぐり揺さぶる凄まじい“ことば”たちは、そのシンプルなサウンドと相俟って強烈な世界を構築していますね…。もっともっと「深み」に嵌ってみようと思います…(笑)。

“お茶の水のレモンという画材屋で紅茶を飲んだり”(『赤いワンピース』)―神保町から駿河台を抜けて、先輩たちと何度も立ち寄ったことがありました。懐かしい想い出のひとこまです…。

P.S.そんなわけで「ジャックス」も改めて“勉強中”なのですが、「独特」という一言ではとても片付けられないものが、確かにありますよね…。その楽曲に対する一つとして、「徹底したアンチ・フォーク主義」という評価を目にしました。その是非はさておき、かたや「カレッジ・フォーク」の雄として活躍されていた「ザ・リガニーズ」常富さんが、言わば対極とも見える「ジャックス」に多大な影響を受けた、というお話は、大変興味深いものを感じました。「雪」が持っている、あの世界・質感は、やはり木田氏の存在に起因するのでしょうか…。今少し私の中で熟成し、いずれまた感想をお話ししたいと思います。
by ゆり娘のパートナー (2005-03-28 07:14) 

tzneyan

 パートナーさん。ジャックスを徹底したアンチ・フォーク主義って捉えた人も多いでしょうね。そうかもしれません。様々なレッテルを貼られましたからね。いろんなアプローチの仕方があり,まず自分の居場所から音楽をスタートさせたんでしょう。僕もそうでした。そこでたまたま同じレーベルにジャックスがいて隣の家を見てしまったということですかね。皆激しく模索してました。
by tzneyan (2005-03-28 08:57) 

ゆり娘

ジャックスのことを小室さんが雑誌「Kamzine」で書かれていました。
このblogを真っ先に思い浮かべた私です。TBさせていただきます。
m(__)m
by ゆり娘 (2005-04-09 19:33) 

tzneyan

 ここのところ本屋での探索をしてないなと思ったら,そんな雑誌があったんですね。ゆり娘さんありがとう。早速読んでみますね。
by tzneyan (2005-04-10 06:47) 

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